第三十六話 焼肉ライクが好き

第三十六話 焼肉ライクが好き


ゴールデンウィーク真っ只中。
ここ数年でマンボウなどの規制もない大型連休だけに、各地人が溢れていることだろう。

しかしながら、今回はボッチ好きのためのボッチな食事の話をしよう。



「デビュー。」

焼肉ライク』をご存知だろうか。
全国に展開するこのお店は、一人で焼肉を楽しめるというのがコンセプト。最近、事務所の近くにオープンしたのは知っていたが入ったことはない。横目で見る限りいつも人で溢れていて、気にならないはずがない。

先日うちの副主宰に連れられて、ついに『焼肉ライク』デビューを果たしたのであった。



20分。」

入店すると、カウンターにズラりと並んた一人席。
牛丼チェーン店のようなラフなイメージをしていたけど、ウッド調で統一された店内は清潔感あふれた温かみあるカジュアルな雰囲気。コロナの影響もあってか、パーテーションで仕切りられた個室ならぬ個席に案内される。テーブルにはなぜか四角い窪みがあり、その奥には一人用のロースターが配置されている。目線を上げるとタッチパネルがあり、そこからオーダーができるシステム。

早速、メニューを見ると「やっ、安い!」。
<バラカルビ>200gに、ご飯・スープ・キムチのセットで¥950。<匠カルビ>に<和牛カルビ>、もちろん、タン、ハラミ、上ロース、豚カルビからホルモンまで、質から種類までいろいろ選べるのもまたイイ。さらに、ちょい足しカレーやTKGなどのサイドメニューも充実していて、まさに”焼肉ファーストフード”。タレも『淡麗あっさり生しょうゆだれ』『濃厚コク生しょうゆだれ』『ブランド焦がし味噌だれ』の3種に、コチュジャン・レモン汁、すりおろしニンニクが用意されている。

オーダーしてから3分以内に提供と謳っているようで、木のトレーに乗せられた焼肉セットがテーブルの窪みにピッタリ収まる。そのためのものだったのかと感心しながらも、あとは焼いて食べるだけ。ジュウジュウ焼いてバクバク食べる。「旨い!」。焼く行為でさらに美味しさアップ。つまりは、できたての<手作り焼肉定食>。そんなこんなで、ハラミ200gをあっという間に完食。入店してから20分も経たずに、焼肉を食べて即退店。

なんてこった!



「革命児。」

なんだろう、この満足感。
味もお腹も価格も時間も、すべてが満たされたこの余韻に包まれる感じ。この値段でこれだけのサービスを得れるとは、ちょっとした感動もの。高くて旨い店と比べちゃおかしなことになるけど、トータルでなら引けをとらない大満足な『焼肉ライク』。

それもそのはず、親会社『ダイニングイノベーション』は人気の高級焼肉店<KINTAN>、オシャレハンバーガーの<Blue Star Burger>、みんな大好き<つるとんたん>などを運営する飲食店のプロフェッショナル集団。どこもしっかりとしたコンセプトのもと、お客さんに満足してもらうポイントをしっかり把握してるからこそ作り出せるブランドの数々。2013年に創業して、まだ10年も経ってないのに世界11カ国362店舗を展開する飲食チェーンの革命児。実は<じろうの道草第十九話>に出てくる焼肉店とは、まさにこの<KINTAN>。高級焼肉店にとどまらないコンセプチャルな要素があり、カタチは違えど<焼肉ライク>にもココにしかないサービスが詰まっていることがよくわかる。

二度目の訪問は、明日か明後日か。いまからでも行きたいぐらい!



「まとめ。」

焼肉ライク>いかがでしょう!?
一人で焼肉を食べられる、しかもパッと食べてパッと帰れるファーストフード感覚。アタマでは思い描けるものの、それを現実化してしまうところが素晴らしすぎる。女性でも入りやすいよう考えられた店内もまた時代をしっかり掴んでいる。誰目線で話しているのか訳がわからなくなってきたが、とにかく一度はおいでやす。いやいや、行ってみたらよろしいかと。

ぐちゃぐちゃになりながら、今週はこのへんで。
あしからず。


ボクの話

道草次郎 物書き
執筆活動を中心に、ディレクションからモノづくりなどにも取り組むマルチプレーヤー。
本サイト内『じろうの道草』で、コラムも担当する。
素性は如何に。
ミスター・アウル
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